赤ちゃんが生まれてから家族で参加するお宮参りは、赤ちゃんが無事産まれたことを感謝し健やかな成長を祈る行事として非常に重要だといわれています。
しかし神社でのご祈祷はおよそ30分ほどかかり、準備や移動を含めると赤ちゃんの負担がかかる恐れがあります。
そしてお宮参りをした後に撮影スタジオで写真を撮るとさらに時間もかかってしまうため、近年は赤ちゃんの負担を減らす目的や家族のスケジュールに合わせて前撮りを検討する方が増えてきています。
前撮りを行っている撮影スタジオでは、赤ちゃんの産着やご家族が身につける和装等のレンタルを行っているので、和装に慣れていない方もお宮参り当日のリハーサルも同時に行えるとしてメリットが多いです。
前撮りを行うと、お宮参り当日に赤ちゃんが身につける衣装を無料で貸し出ししてくれるサービスが増えてきているので、クオリティの高い記念写真を撮るだけではなく気に入った衣装をお得に利用できるサービスの高さも人気の理由となっています。
撮影スタジオに足を運ぶ際には、最高の写真を撮影するためにも、しっかり睡眠をとりお気に入りのおもちゃを持っていくとスムーズに撮影が行えるようになります。
レンタル産着は縁起のよい柄を選ぶことが大切
お宮参りに向けて赤ちゃんにレンタル産着を選ぶという場合は、縁起のよい柄を選ぶ必要があるといわれています。
この衣装には様々な柄が使用されていますが、一つ一つの柄にはきちんと意味があり赤ちゃんの健やかな成長の願いが込められています。
男の子向けの柄には鷹や兜、龍などが用いられることが多く、特に鷹は男の子の身に付ける柄として最も多く見られる特徴があります。
鷹は大空を高く舞い上がり遠くを見渡し、地上にいる小動物を鋭い爪で捕らえる習性があることから、先を見通す力や本質を見抜く力、幸運をしっかり掴んで話さない力という意味があります。
女の子向けの柄には御所車や花車、毬や鈴などが用いられることが多いです。
御所車や花車は平安時代に京都御所周辺で使用された貴族の乗り物であることから、将来良縁に恵まれるように願いをかけていることや、牡丹や菊、桜などのたくさんの花を飾っている花車は多くの人の祝意を表しています。
気品あふれる御所車や花車は、女の子の美しい成長と人々からの祝福を願う意味が込められています。
男女共通で使用される柄には束ね熨斗や松竹梅などが用いられます。
束ね熨斗は多くの人から祝福を受けるように、そしてその幸せを周りの人と分かち合えるようにという願いが込められており、松竹梅は慶事や吉祥のシンボルとして日本で古くから祝い事に欠かせないものとなっています。